春休みですね。第19回では、少し軽めのお話にしましょう。
最近の携帯電話は大画面
が基本になっています。そこで、その大画面を利用した iアプリ
の作り方です。
プログラムを書くときは、画面サイズが変わっても動作するようにしておいた方が良いです。そのためには、画面サイズをプログラムから知らなければなりません。
もちろん、それを実現する命令がありますよ。今までもすでに使っています。
Display.getWidth() で画面の横サイズ
Display.getHeight() で画面の縦サイズ
をそれぞれ取得できます。画面の初期化でこの命令を使っていました。
これまではいつも240x240のサイズで画面が構成されていました。このサイズで作っておけば、ほとんどすべての機種で動作するので必要がなければ変えません。
しかし、折角の大画面携帯を生かしたいですね。
設定方法は、
1. の値は 2. のサイズより小さければ問題ありません。
ADF設定であらかじめサイズを決めなければなりませんので、自動的に画面サイズを判定してどの携帯でも最大画面で、という使い方は残念ながらできません。実行したい機種に合わせて設定しましょう。
機種によってどのサイズまで使えるかを調べるのなら、このページが便利です。
次回は文字の表示位置の調節方法についてです。